よくあるご質問(FAQ)

コース内容と修了要件について

修了するために必要なことはなんですか?

A.トップエスイーコースは原則としては,10単位(15コマの科目は2単位,7〜8コマの科目は1単位です)を取得することと,「ソフトウェア開発実践演習」に合格することの2つが必要です.アドバンス・トップエスイーコースは,「最先端ソフトウェア工学ゼミ」および「プロフェッショナルスタディ」に合格することが必要で,こちらは講義単位は修了要件とはしていません.なお,「トップエスイー」の他に「トップエスイーアソシエート」という修了基準があり,こちらは10単位を取得することで修了となります.

修了までにはどの位の時間がかかるのでしょうか?

A.4月から翌年3月までの1年間です.ただし,先端講義は隔年開講のため,所属する年度の講義科目に加えて,翌年度の先端講義も履修できます.所属する年度の期間内に修了要件を満たすことが求められます.ただし,半年単位で受講期間を延長することが可能です (有料).

トップエスイーとアドバンス・トップエスイーの違いは何ですか?

A.「トップエスイーコース」はソフトウェア工学を基礎から先端まで学習できる学習プログラムです.「アドバンス・トップエスイーコース」は課題の分析と解決を最先端の技術を駆使して行い,難度の高い先端課題を解決する人材を育成するコースです.受講される方ご自身の目的に応じてお選びください.

アドバンス・トップエスイーに入学するにはトップエスイーを修了している必要がありますか?

A.アドバンス・トップエスイーの入学要件に,トップエスイー修了は求めていません.修了していない方の場合は,講義の履修も望まれると思われますので,講義はいずれのコースでも履修できるようにしました.また,修了した方の場合は講義は取らずに「最先端ソフトウェア工学ゼミ」および「プロフェッショナルスタディ」に専念できますが,もちろんトップエスイー在学中に取り組めなかった内容の講義に取り組むことも講義への参加を通じて可能です.

トップエスイーコースに加えてアドバンス・トップエスイーが2017年に開始されたのですが,従来のトップエスイーとの違いは何ですか?

A.2017年度からのトップエスイーコースは,従来からのトップエスイーと基本的に同一です.従来は「修了制作」としていた課題を「ソフトウェア開発実践演習」に変更しましたが,従来通り個人で課題に取り組むだけでなく,グループ単位での課題解決という選択肢も用意しました.アドバンス・トップエスイーの登場によってトップエスイーのレベルを下げるということではなく,従来通りの内容に加えてより履修への取り組み方法が柔軟になったということです.

トップエスイーは本当に役に立つのですか?

A.トップページの最後の方にある受講者が感じた受講効果やコメントをご覧ください.

受講をしたいのですが,受講料を支払う金銭的余裕がありません.なにか方法はないでしょうか?

A.トップエスイーコースの場合だと最低10単位が必要になり,講義時間の累計でも約113時間となります.これに加えて,「ソフトウェア開発実践演習」は36時間程度の講義に相当すると推定されるので,150時間ほどの教育の機会が提供されることになります.こうした充実したプログラムを考慮すると,非常に安価な設定となっていることはご理解ください.アドバンス・トップエスイーコースだと,講師と一対一で行う「プロフェッショナルスタディ」や,グループで取り組む「最先端ソフトウェア工学ゼミ」が1年に渡り実施されることになり,実問題の解決を目指す内容であることも加えてこちらも非常に安価な設定となっていることはご理解ください.
その上で,まず,企業にご所属の場合には,会社の教育受講等の費用で受講できないかご検討ください.多くの方がこの形で受講されています.ご紹介いただければ,上司の方などにトップエスイーについてのご説明に伺うこともいたします.なお,ご所属の企業がすでに協賛企業になっている場合には受講のための仕組みがあることが多いので,担当の方にご相談ください.担当の方が不明の際は,トップエスイープロジェクト事務局にお問い合わせください.

申し込みや一般的なことについて

受講の可否を決める試験は,難しいですか?倍率はどのくらいですか?

A.トップエスイーの講義を受講するために必要な基本的な能力があるかどうかを判断する試験を行います.IT関係の仕事を数年経験されている方や情報系の大学を卒業された方で,日本語のコミュニケーション能力が十分であれば,合格するレベルです.対応可能な意味での定員数を設定していますが,意欲のある方は可能な限り受け入れる方針ですので倍率は気にしないでください.

受講申込の際の成績証明書は,最終学歴の分だけでよいのですか?

A.学部以降,修了分ご用意ください.特殊なケースの場合などは,事務局にお問い合わせください.

トップエスイーを修了した人は何人くらいいますか?

A.第1期から第10期までで,313名の方が修了されました (2016年10月現在).第11期も30名余りの方が修了される見込みです.詳しくは統計データのページをご覧ください.

受講生の職種はどうなっていますか?

A.初期の頃は,研究職の割合が高かったのですが,現在までの累計を見ますと,研究・開発部門の方(30%強)だけでなく,事業部門の方(30%弱)も多数受講されています.

年齢制限はありますか?

A.ございません.

受講生はどのくらいの年齢の人が多いですか?

A.20代の方と 30代の方で90%近くを占めますが,40代以上の方も10%以上いらっしゃいます.

このウェブサイトのページにリンクを張っても良いですか?

A.トップエスイーのWebサイトはリンクフリーです.どのページにもご自由にリンクをはっていただいて構いません.ただし,サイト構成の変更に伴ってURLが変わることがありますので,ご承知おきください.その場合でも,トップページのURL http://www.topse.jp/ は,できるだけ変更の無いように努力いたします.リンクに際してご連絡の必要はありませんが,事務局までメールでご一報いただければ,たいへんありがたく思います.

講義に関して

講義スケジュールはどうなっていますか?

A.社会人の方が受講しやすいように,夕刻から授業を開始します.各科目は15コマまたは7コマからなり,原則として毎週1回実施し,2ヶ月程度で終了します.

どのような講義がおこなわれますか?

A.講義のページから今年度のカリキュラム概要や現在開講している講義のシラバスが入手できます.演習を主体とした講義が中心になっており,かつ出題されるレポート課題を各自しっかりやっていただくことで実践的なノウハウが修得できます.

講義はどこで行われますか?

A.東京の国立情報学研究所において行われます. (アクセス)

講師はどのような方たちですか?

A.国立情報学研究所に所属する研究者,他大学の教員,協力企業の研究者が講師です.トップエスイー講師一覧

遠隔で申し込むと遠隔受講しかできないのですか?

A.遠隔受講の方でも,東京出張など東京に訪問される折には,事前に申請していただくことを原則としますが,教室での受講をしていただけます.

特定の日だけの遠隔受講はできないのですか?

A.遠隔として申し込みをしなかった方も,18:20より開始する講義の場合は当日の正午までに申請していただくことを原則としますが,特定の日だけ遠隔で受講することは可能です.

本養成プログラムを修了すると学位をもらえるのですか?

A.学位の取得はありません.コース修了認定証を発行します.

トップエスイーで取得した単位を他大学の単位として認定してもらうことはできますか?

A.電気通信大学大学院, 北陸先端科学技術大学院大学(JAIST),情報セキュリティ大学院大学(IISEC)とトップエスイーは,相互に協力する関係にあります.各々の大学院に入学した際,過去にトップエスイーで取得した単位が,その大学院の単位として認定されることがあります.認定される条件など詳細につきましては,トップエスイープロジェクト事務局までお問い合わせください.
トップエスイー受講生はIISECの一部の科目を履修することができ,合格すればトップエスイーの単位として認定されます.また,JAISTの一部の科目を聴講することができます.大学院との連携についてはこちらのページを参照ください.

現在の科目以外に開講する予定の科目はありませんか?

A.トップエスイーでは,常に最新技術を習得していただけるよう,講義科目の見直しを行っています.具体的な新規科目開設計画につきましては,お問い合わせください.また,先端的な領域でのプログラミングを学習するための『実践プログラミングセミナー』シリーズのセミナーもテーマごとに個別に開いています.

講義はどのような教室で行われますか?

A.最新の設備を備えた講義室edubase Spaceを使用します.グループディスカッションが円滑に行われるように,プロジェクタや大型ディスプレイが10台,投影可能なホワイトボードなどが用意されています.

講義で使用されるツールなどは,自分でインストールしなくてはいけないのですか?

A.講義室には,受講生数分のWindowsクライアントが用意されており,必要なツールはすべてインストールされています.また,この環境にはリモートアクセスもできますので,自宅から利用することも可能です.もちろん,ご自身のPCにツール類をインストールすることも可能です.

業務都合で欠席してしまった場合はどうすればよいでしょうか?

A.講義はすべてビデオ撮影しており,講義期間中,受講生は視聴が可能です.復習や,やむを得ず欠席された場合など,ビデオで自習することもできます.また,講義資料は,web経由でダウンロードできます.

先端講義の一部は翌年度に受けられるということですが,その講義単位はトップエスイーの修了要件には含まれないということでしょうか?

A.そうなります.トップエスイーコースの修了要件を満たすためには年度内に10単位以上を取得するようにしてください.もちろん,翌年度に取得した講義での単位は取得単位として加算いたします.

興味を引かれる科目がいくつかあるのですが,1年間通して時間を確保するのは困難です.部分的に受講できませんか?

A.講義科目については,1つずつ選択し受講する「講義のみ受講」も可能です.講義のみ受講についての詳細は事務局までお問い合わせください.

修了制作について

「修了制作」は2016年度までの活動で,2017年度からは「ソフトウェア開発実践演習」へと名前を変えて個人履修だけでなくグループ単位での取り組みも可能になりました.内容的には「ソフトウェア開発実践演習」は修了制作を踏襲するものですので,修了制作の情報は「ソフトウェア開発実践演習」にも当てはまることがありますので,修了制作の情報を本ページでは記載します.

修了制作とは,どのようなものですか?

A.受講生が主体的に問題を設定することで,トップエスイーの講義で学んだ科学的アプローチ,手法,ツールを適用,問題の解決を行います.原則として3箇月の期間で実施します.詳しくは,修了制作についてのページをご参照ください.

修了制作は,独力で完成させなければならないのですか?

A.担当講師として,トップエスイーの講師が1名つきます.テーマによっては2名以上の講師が共同で担当することもあります.担当講師と定期的に打合せを行いながら,修了制作を完成させます.

過去の修了制作にはどのようなものがありますか?

A.こちらのページを参照してください.

修了制作では,サーバプログラムのスケーラビリティを評価したいのですが,そのような環境はありますか?

A.国立情報学研究所が運営する教育用のクラウドを使用することができます.自由度の高い環境ですので,ご質問のような利用の仕方の他,クラウド基盤自体をテーマに修了制作を行うことも可能です.